ライティング

【明日のライターゼミ】『バズる企画』はこうして考えろ!夏生さえりさんの『広く届けるWEBライティング講座』

にゃっほー! ゆぴ(@milkprincess17)、17歳です!

 

今日は明日のライターゼミ、夏生さえりさん(@N908Sa)による

 

『広く届けるWEBライティング』

 

の講義レポートです!

 

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Twitterでは甘々な妄想ツイートをする傍ら、ライターでは毎回斬新な企画でバズを起こすさえりさん。

 

一方、ネタ出しが絶望的にどヘタで、毎週2回の企画会議を超憂鬱にすごしている私

 

 

ゆぴ
ゆぴ
バズらせてぇ〜

 

そんな私のように悩む編集者・ライター・ブロガー・ツイッタラーの皆さま、必見の内容です!!

 

「企画」から「届ける」までやるのがライター

「ライター」と言われると、テーマを編集者からもらい、それに沿って書いて、納品…という、単純に「書く人」というイメージを抱いている人が多いです。

 

しかし!!!! 

 

ライターとして食っていくため、ライティングの単価を上げるには追加価値をつけなければなりません。

・拡散力

・専門性

・編集者の視点

・撮影スキル

・企画力

そして、このなかでも最も重要なのがバズるコンテンツを生み出す「企画力」

バズる企画=多くの人がシェアしたいと思う記事

これに関しては、さえりさんはヨッピーさん(@yoppymodel)が提唱する3つの軸で考えているそうです。

【ヨッピー】バズる企画の方程式は、広さと深さと距離感
──現在では面白系コンテンツから社会的なネタまで扱うヨッピーさんですが、初めにウェブライターになった経緯から伺えればと思います。ヨッピー インターネットで文章を書きだしたのは19歳の頃からですね…

バズるコンテンツの方程式は、「広さと深さと距離感」の3つです。

広さは、幅と言ってもいいんですけど、つまり「どれくらいの人たちのためのコンテンツなのか」っていうことですね。
たとえば、鳥取のおいしいラーメン屋よりも、東京のおいしいラーメン屋のほうが受け手の人口が多いので、当然広いじゃないですか。だから、まずこの「広さがどれくらいあるのか」っていうことを考えるんですね。

次の「深さ」はそのコンテンツに対して、「どれくらい思い入れがあるか」っていうことですね。仮にごく少数の人にしか興味を持たれないことでも、その人たちにとってめちゃくちゃ深く刺さると、局所的に数字が取れるんですよ。懐かしいもの、とかがわかりやすいですかね。

そして、やっぱり受け手に感じさせるコンテンツの「距離感」で、感情の動きや共感の度合いがまったく変わってきます。近いと感じられたほうが関心を持ってもらえるのは当たり前なんですけど、意外と忘れられてるのかなぁって。

引用元:【ヨッピー】バズる企画の方程式は、広さと深さと距離感 / NewsPicks

 

これは、下記の例がわかりやすかったです。

 

・山形の観光情報<東京の観光情報

理由:東京に観光に行く人の方が多いから

 

・大阪のおすすめスポット>東京のおすすめスポット

理由:大阪の人の方が地元愛が強いので反論含めバズが見込めるから

 

・ディズニーランドを紹介<ディズニーランドのニッチな楽しみ方を紹介

理由:ディズニーランドの紹介記事は山ほどあるから

 

読んでくれる人の母数が多いのは何か、情報量が多く、切り口は斬新か、そして自分事にしてもらい、共感性を生む可能性はどのくらいあるのか。

 

これらを踏まえてから企画を立てるのがバズらせるコツです。

バズ記事を作るまでの5ステップ

1つの記事を完成させるには、『企画→想定→取材→書く→仕上げ』の5つのステップを踏んでいきます。

 

ゆぴ
ゆぴ
想定ってなんだ…?

 

企画…ニーズをちゃんと汲んでいるか?

これ、めちゃくちゃ目からウロコでした。

 

まず、対象物を決めたら、過去、今、未来、人、異質、恋愛、分析 創作、世界…など、様々な要素でガンガン掛け合わせていく!!

 

そのなかでピンと来たものにスポットを当て、そこから企画を立てていくそうです。

想定…届く想像ができない企画はコケる

 

次に、さえりさんがゲキ推ししているのがこのステップ!!! 

 

企画がとりあえず立てられたら、どんなふうに読者に届くのかを想像してみます。

 

・シェアコメントは?

・読後感は?

・どう広がる?

・どんな人に読まれる?

 

ゆぴ
ゆぴ
シェアコメントなんて考えたことがない!

 

ここまで想像するんです。

 

そしてシェアされるかどうかを考えるポイントは、読者のシェアモチベーションに当てはまっているかどうか。

 

シェアのモチベーション

「へぇ〜」…知れる・知的コンテンツ

「覚えておこう」…有益

「わかる〜」…共感

「ウケる!」…娯楽

「うーん、私は…」…オピニオン

作る前にシエアの想定ができない記事はバズりません。

徹底的に読者目線に立って考えてみよう!!

取材…想定に合わせた材料を集められているか?

・アイキャッチ

・欲しい写真

・欲しい言葉

結構適当に写真を撮りがちだけど、こういう場面でこういう表情が使いたい、こういうポージングが欲しい、こういう構図をここで使う!みたいなのを決めておかないと、あとで必要な写真が足りなくなって大変なことに…。

 

私の場合はカメラマンをやることもあるので、事前に企画内容と欲しいイメージを聞いたうえで、漏れがないようにかなり多めに写真を撮るようにしています。

 

ゆぴ
ゆぴ
1時間の取材で300枚くらい撮るよ

 

 

完成イメージをしっかり持とう!

書く…シェアを想定した書き方ができているか?

・正しいか?面白いか?

・導入は想定ターゲットに刺さるか

・文章の距離は適切か

・シェアしやすい一文を作ったか

・スクショに適した改行か

 

この、シェアしやすい一文っていうのはものすごく重要。

素敵な記事を見つけた時、引用RTをするじゃないですか、その時、1番多いシェアのされ方が「引きの強い一文」を引用し、それにオピニオンをつけること。

この一文が超絶妙!!! 

 

長すぎてもオピニオンが書けなくなるし、シェアする気持ちも若干失せません⁉︎ 

 

ゆぴ
ゆぴ
天才だ…

 

そして更に!最近では記事をスクショしてシェアするやり方も流行ってきているので、スクショしやすい改行も重要。

 

さえりさんは1行単位で細かく修正指示を出すそうです。すごい!!!!

 

次に、読者にどんなシチュエーションで読んでほしいか?というところまで書ければ完璧です。

いつでどこで読んで欲しい?

・パパッと読んで欲しいなら短く

・じっくり読んで欲しいなら密度を高く

・朝の通勤電車なら眠たくならない内容

・寝る前ならエモい内容

 

ゆぴ
ゆぴ
ツイッターでもこれを考えてツイートするんだって!

仕上げ…届ける工夫は万全か?

・シェア用の画像を作る

・タイトルのつけ方を考える

 

アイキャッチとは別に、シェアされやすい画像を別で作ることもあるそう。

例えば、漫画風にしたら話題にしてもらいやすいかな、とか読みやすいかな、とかそういうところまで考えて作る。

 

ゆぴ
ゆぴ
もはやクリエイティブディレクターの域だ

 

あとはタイトルはめちゃくちゃ大事ですね。

 

うちの編集部でもタイトルはめちゃくちゃ考えますし、私もブログの記事タイトルをあとでコソッと直したりもします(笑)

 

とにかく、ライターにできることは全部やる!!!!という認識が大事。

取材中のピンチ、どうやって乗り切る?

最後の質問コーナーでは、取材に関する質問がたくさん。

 

Q. 取材中、話がズレたらどうする?

「今の話とは全然関係ないんですけど〜」と無理やり戻す

「また聞きたいことがあったら連絡しても良いですか?」と聞き、あとで補う

 

Q. 相手を楽しくさせるには?

相手の話すスピードに合わせる

・とにかく聞く。オウム返しは効果が抜群だ!

前のめりになる、リアクションを大きくする

 

Q. どんな質問をすればいい?

大きいボヤッとした質問はしない

他のメディアの取材記事を読み、気になったところを深ぼる

・真面目な質問のなかに変な質問も織り交ぜてみる

 

Q. 自分からどうやって提案する?

「めんどくさいって思われているんだろうな〜」と思いつつガンガン言う

「こうすれば面白くなるはず」という理由もちゃんと添える

 

Q. ノリ気じゃない相手にはどうやって接する?

・相手にとって身近なものや好きそうな話題から入る

どうでもいいことを聞いてみる

 

さえりさん流のピンチを乗り切る方法がとっても面白くわかりやすく、たくさんのライターたちが明日からこぞって実践することでしょう…!

バズは1日にしてならず!

最後に、さえりさんがこの言葉をくれました。

 

バズは1日にしてならず。

 

書くだけの意識から脱却し、読み手を想像し、全行程において手を抜かない。

 

私はライターとしてはまだ3ヶ月のペーペーですが、その短期間でも何度もネタを出し、何度もボツをくらい、何度も取材で緊張して失敗し、何度も朱を入れられてきた身としてとっても心に突き刺さる言葉でした。

 

バズらせる!!!!!

 

そのためには小手先だけのテクニックやテンプレートに乗っかるのではなく、読者目線になり、こんな記事が求められてるんじゃないか、こういうシェアのされ方をされるんじゃないか、と言うところまで想像力を働かせること。

 

企画に詰まっている編集者・ライター・ブロガーの方へ。

こんな視点を持って改めて企画を考えてみると、今までになかったような面白い企画が生まれるかも。

 

おしまい

ABOUT ME
ゆぴ(17)
17歳の頃から17歳な17歳。ライターをしながらブログを書きイラストを描き写真を撮って声優をやるマルチクリエイター。 17歳らしい繊細でエモみある取材と文章が特徴です。