にゃっほー! ゆぴ(@milkprincess17)、17歳です!
気付けば年の瀬なので、ぼちぼち2019年を振り返ってみようかと思います。
1月独立を決意
2月SEO記事を頑張る
3月YouTube始める
4月フリーランスになる
5月旅行に行きまくる
6月記事を書きまくる
7月ボイトレ始める
8月ワークショップ色々参加
9月声優の勉強を本格化
10月毎日いっぱいいっぱい
11月Voicy始める
12月ゆるく楽しく創作してる— ゆぴ(17)
17歳クリエイター (@milkprincess17) December 23, 2019
まぁ流れをまとめるとこんな感じなんだけど(笑)
この1年間、本当にいろいろなことがたくさんありました。
人生が180度変わってしまいました。
もしかしたらもしかすると、自分のこの変化や体験は誰かにとって手助けになるかもしれない、と思ったので筆を取らせていただきます。
気付いたら6000字の大作になっちゃった、てへぺろ〜って感じですが、独り言みたいに書いたのでライトに読んでもらえたら嬉しいです。
「お金」のために働いていた独立初期

1〜3月は、すでに新R25を退職する旨を伝えていたので、限られた時間で結果を残すため、「立つ鳥跡を濁さず」精神で毎日目標達成に向けてバリバリ仕事していました。
賞をいただいてすごく嬉しかった記憶があります。
ただ、副業との両立が大変しんどく、人生で一番忙しかったのでは?と思うくらい目まぐるしかったなぁ。寝ても覚めても文字を書く。
そして、4月からはいよいよフリーランスとして舵を切って、「独立記念」で舞い込んできた仕事にひたすら取り組む日々。
安定を手放した直後だったので、「あぁ…不安だ…」と心がずっとザワザワしていたのを覚えています。
その不安を消すかのように仕事に打ち込むしかなかった。
ひとつひとつ、仕事の内容や金額、納期などを細かくスプレッドシートにまとめ、「よし、今月はこのくらいの収入になりそうだぞ」と目処が立たないと不安で不安で仕方がなかった。
いわゆる、「お金」のために働いていた状態だったんですね。
だから、「好き」「嫌い」で判断することもなく、仕事の話をいただいたら、とりあえず全部受ける、というスタンスでした。
「仕事を断る」なんて滅相もない、こんなわたしに頼んでくれるのだからいくらでも受けよう、と思っていました。
心地の良いポジションから抜け出す勇気

そうして毎日ひとりブラック企業のように働いて、気付いたら夏になっていました。
でも、ふとした瞬間に、安定的な収入は得られるようになったものの、「あれ、どうしてわたしは独立したんだっけ?」と我に返ったんです。
わたし、「声優」の夢を叶えるために独立をしたはずなのに、気付いたら「お金」のために働いてしまっている。
これじゃあ会社員のときと何も変わってないじゃん!って。
そこから、自分でいろいろ調べて動いて、ワークショップに参加したり、ボイトレを始めたり、専門学校への入学を決めたり、本格的に動き出しました。
そうすると、必然的に「声優」にコミットする時間が増えるので、やはりやりたいことをやるには、何か他に使っている時間とお金を犠牲にしないといけないんだなぁ、と実感しましたね。
あとは、もしかしたら自分は「ヘタクソな自分」と向き合うことを恐れていたのかもしれないな、と思いました。
ある程度評価されている「ライター」と、技術にあまり自信のない「声優」。
そりゃ、自分にとって心地の良い空間は「ライター」に決まっているよね。だって書けるもん。褒められるもん。
でも、いつまでもぬるま湯に浸かっているわけにもいかないので、ライターの仕事を減らし、声優に充てる時間を増やしました。
それを強制的に実行するために、ちゃんとお金を払って定期的に通う場所をいくつか作ったんですね。
「あとはやるだけ」の状態に持っていった。払ったら行くしかないから(笑)。
このあたりから、「先行投資」という技を覚えました。
変な話、めちゃくちゃ働いていたので、投資するだけのお金が貯まっていたのね。
それを、今の自分のために使ってあげる。いつか倍になって戻ってくるんだと、自分を信じて自分に託す。
もうこれは信じるしかないけど、やはり自分で稼いだ大事なお金をかけるわけだから、本気で取り組めるんだよね。
結果、声優の勉強はやはりめちゃくちゃしんどくて、うまくいかないことがほとんどで、褒めてもらえることなんて滅多にないけれど、それがまた「修行」というか、「乗り越えるべき壁」であって、そんな状況すら楽しんでいる自分がいて、将来的にもここで舵きりがうまくできて良かったなぁと思いました。
だって、このために独立したんだから。
目的を見失ったらダメ。折に触れて立ち返らないといけないと学びました。
無駄なインプットを増やすこと

そして、声優へ舵切りをすると同時に増やしたのが「インプット量」でした。
もちろん、それまでもインプット量はまぁまぁ多いほうだとは思っていたんだけど、明確に「増やさなきゃまずいな」と思ったジャンルがあった。
それが、「アニメ」と「漫画」です。
もともとアニメはたくさん観ていたいわゆる「ヲタク」だったんだけど、あるときから「あれ、二次元よりリアルのほうが楽しいぞ〜!」と変にリア充になってうっかり脱ヲタしてしまったという経歴なので、最近では全然観ていなかったんです。
だって、めちゃくちゃ時間かかるし!(笑)
あと、「別にアニメが好きだから声優になりたいわけじゃない」というのもあって、ちょっと距離を置いていたんですよ。
でも冷静に、いつか自分が出たいであろうと思うものを観ていないのって、どんな冒涜なの!?と思ったんですよね。商材理解してないのに売ろうとするの?みたいな。
それで、Amazon Fire TVスティックをすぐに購入して、そこからめっちゃ観た。ずっと斜に構えて観ていなかった話題作を。
サイコパスとか、シュタゲとか意外と観ていなかったのさ…。
それで、ちゃんと観てみたら当たり前だけど普通に面白くて、しかもそれで終わるんじゃなくて、ちゃんと日常で活きはじめた。
アニメも漫画も、形が違うだけで、根本的には「生き方」とか「人生」について問うたものが多く、それは普通に読書をしたりニュースを観るのと何ら変わらないな、ということに気付かされました。
そうやって、自分が勝手に「娯楽」「無駄」と切り捨てていたものを改めて拾い集めたことで、知識もすごく増えたし、作品を媒介にして内省をしたり、誰かとのコミュニケーションに活かせるようになったのはすごく大きかったです。
無駄なインプットって何ひとつないね。
「お金」ではなく「自分」のために働く

秋頃になると、フリーランスとしての実績もついてきて、仕事が単発ではなく継続的な依頼になっていきました。
細かいものがたくさんあるのではなく、まとまった塊がいくつかあるイメージ。
そうすると、当たり前だけど収入は安定してくるし、やり取りする人も限られるし、やり方も固まってくるのですごく自由に働けるようになったんですね。
そこまで来ると、だんだんと働く目的が「お金」ではなく、「やり甲斐」や「実績」や「好きだから」というふうに変化してきた。
すると、不思議なことに「仕事」が「仕事」じゃなくなってくる感覚がありました。
「友だちとお茶してくるー!」というのと同じ感覚で、「ちょっと取材いってくるー!」みたいな。
たぶん、案件が固定されて金銭的な心配が減ったことも大きいし、自信がついて裁量権を得られるようになったんだと思います。
それに、自分のアウトプットに自信が持てるから、適切な価格交渉ができるようになった。
「絶対にいいものが書ける」「絶対に翌日納品できる」という自分の腕に自信が持てるからこそ、自分を安売りしなくなった。
フリーランス初期はビクビクして「価格交渉して逆に仕事飛んだらどうしよう…」なんて怖気ついていたけど、ちゃんと対価に見合った成果物を出せる自信があれば、結果的に自分にとっても相手にとっても「良い仕事」ができる。
こっちのほうが明らかに仕事としての満足度が高いな、と思いました。
そうすると、より新しいことに挑戦する余裕も出てくる。「とりあえずやってみようかな」という気持ちになって、仕事の幅が広がりました。
英語のWebサイトの翻訳、クリエイティブの作成、クラウドファンディングのLPのライティング、グラフィックレコーディング、ナレーション、ファシリテーション…
「とりあえずやってみる」スタンスで広がる可能性は無限大です。
対価をいただくので「仕事」ではあるけれど、スキルアップのチャンスだな、と思って取り組んでいました。
誰でもない、「自分」のための「仕事」になったのです。
会話に必要なのはテクニックではない

あと、わたしは本当に生まれたときから人見知りで、人とコミュニケーションを取るのが苦手で、ずっと本ばかり読んでいるような人だったんですけど、そのレッテルを取ってみることにしました。
いつも誰かと話すとき、「どうせなら好きになってもらいたい」と明るく笑顔で気を遣って話していたんだけど、そうすると逆に好きになってもらえないことに気付いた。
それよりも、本音でテキトーなことを言っていたほうが、「そういう飾らないところが好き」って言ってもらえるんです。
そこで気付いたのが、自分は人と関わることを極度に恐れるあまり、自分で勝手にハードルを上げて、自分で難解なパズルにしてしまっていたんだな、と。
でも、実際に何も考えずに相手からもらった言葉をそのまま受け取って返すだけで、会話は弾むしすごく楽しかった。
なんか、会話にテクニックっていらなかったんですね。
意図的に明るく笑顔でいる必要なんてない。会話をしていたら、自然に明るく笑顔になっていくんだと。
これは自称人見知りコミュ障のわたしにとってはすごく革命でした。
あれ〜全然頑張ってないのにいつまででも話せるぞ〜?みたいな。
たぶんだけど、こちらが構えて話すから、向こうも構えて話しちゃって、会話が空回りして、本音がわからないから不安になって、仲も深まらなかったのかなって。
これは、発信によって自己肯定感が上がったことも起因している気がします。
なんだ、人って意外と本音でぶつかっても人のこと嫌いにならないんだなって。
ずっと苦手だった「他人」は敵じゃなく、あたたかい仲間だったことに気付きました。
いや自分、尖りすぎやろ!(笑)ヤンキーかよって感じでした。
自分の大切な人以外は、自分を無条件に傷つける存在だと思い込んで、勝手に警戒心を抱いて、ただの被害妄想でしたわ。
これを知ってからめっちゃ楽になった。
皆さん、いいんですよコミュニケーションなんて適当で。
面白いことなんか言わなくても、相手を無駄にヨイショしなくても、飛んでくるボールをポオンと打ち返してれば何とかなりますよーってね。
こういうの早く教えてほしいよね。もっと早くラクになりたかったわ!(笑)
1冊の本で世界が変わってしまった

これも先入観なんですけど、ずーっと「ビジネス書」が苦手だったんですよね。
「こうあるべき」「こうしたほうがいい」というのを効率重視でズバズバ言ってくるような。
その傲慢な感じがどうも好きになれなかったし、言葉だけさらったところで自分の人生に落とし込まないと意味ないじゃないですか。
それだったらまだ小説を読んでいたほうが楽しいし、語彙力も増えるし得るものが大きいなって。
そうやって毛嫌いしてたんですけど、2019年最後に出会ってしまったわけですよ。
そう、『嫌われる勇気』です。
タイトルだけ見て、「どうせあれでしょ、人に嫌われることを恐れずに自分の好きなように生きようぜイェーイな感じでしょ」って思っていたんですけど全然違った。
これは劇薬だよ。わたしの人生を180度変えてしまった。
っていうかそもそも「ビジネス書」っていう名前が悪いよね。「全人類が読むべきバイブル」とでも言うべき。あるいは「全人類が読むだけで確実に幸せになれる本」とか。
そのくらい衝撃的でした。
本書は「自分のための心理学」なんですけど、心理学って相手を操るイメージがあってあんまり好きじゃなかったの。
でも、自分のための心理学、というのはつまり、自分の考え方を根本的に変えちゃうわけで、そりゃ考え方を変えたら世界も変わっちゃうよね、っていう。
みんな「幸せになりたい」と口癖のように言うけれど、結局お金とか、家族とか、恋人とか、仕事とか、どれが満たされても幸せにはなれないんだよね。
与えられたもので、「はー!幸せ!」って思うには、そういう経験とかモノとか存在ではなく、自分が「はー!幸せ!」って思えるかどうか、ただそれだけだったんですよ。
でもさ、そんなことを言われても幸せにはならないじゃん?
それをね、この本は「読むだけ」で変えてくれるわけさ。なんつーコスパの良い自己啓発よ。カウンセリングとかいらんやんって感じ。
行動に移さなくても、「考え方」が変わってるから勝手に行動が変わっちゃうんです。
これはわたしがいくら言葉を尽くしても説明できないから、本当に実際に手にとって読んでみてほしい。
世界が変わっちゃう。自分のことが大好きになれちゃう。
たしかにね、対話形式の本なので、最初の10ページは地獄かと思いました。
あーあ、だからこういう哲学ちっくな本って嫌いなんだよなー。フロイトとかユングとか知りませーんはーい、みたいな感じで3日間くらい開いては閉じ、開いては閉じ、していたんだけど。
わからないなりに読み進めていたら、突然バァンと視界が開けて、なんだこのアトラクションは!?ってなりました。
おかげで、今のわたしは自己肯定感MAXです。
なんでも夢は叶えられるし、なんでも行動できちゃうし、自分のこと最強だなって信じられる。
気持ち悪いけど朝起きて鏡見て、「はーい今日も可愛いでちゅねー!」って心から言える。
面白いことに、こうなってくると、仮に「ブス」とか誹謗中傷を受けたとしても「えっ!? マジ!? 可愛くない!? そっか〜!」という鋼のメンタルで返せるようになるんですよね。
たとえばわたしは納豆が好きなんだけど、納豆が嫌いな人もいるじゃないですか。そういう人に対して別に無理に納豆勧めないじゃん。
どちらかというと「そっか、わたしは美味しいと思うけど、わたしもパクチー嫌いだしわかる!そうなんだね〜」でおわるじゃん。
それを、すべての事柄に対して適応できるようになるわけだから、もう無双モードだよ。
だってどうでもいいんだもん! 自分がいいと思うんだからそれでいいかなって。なぜなら自分が自分の世界の正解だから。
そんなわけで、生まれながらにしてクッソネガティブで泣いてばっかりで自分のことが大嫌いだったわたしを3日やそこらで変えてしまった本でした。
恐ろしいです。
年末にすげぇビッグバンが起きちゃったなって感じです。
今まで散々「読んだほうが良い」とは言われてきたけど、なぜみんな具体的な変化を教えてくれなかったの!? 代わりにわたしが全力で伝えさせていただくわ。
確実に読むだけで幸せになれます。以上。
わたし、今の自分が大好きです

そんなわけでわたし、今の自分が大好きです。
声優のオーディションって「自己PR」が必ずあるんだけど、今までずっと決められずにいた。自分には強みなんてないなって。
でも、ライターの仕事とか積み重ねてきたものが繋がって、今の自分は自分のことを自信を持ってPRできるなと確信しました。
言葉を扱うプロとして、1年間に100本近くの記事を書き、250本のnoteを書き、「言葉の力」で人に価値を与え続けてきたからこそ、同じ言葉を扱う「声優」として作り手の思いを代弁し、的確に届けられるはずだ、と。
この1年間、たぶんモヤモヤしていた時間のほうが多かった。「なんてポンコツなんだろう」と枕に顔をうずめて泣いてばかりだった。
でも、それはひたすらに自分と向き合って対話してきたからだと思うんです。
「それ、やっていて幸せ?」「本当に好きなことって何?」「なんで作り笑いしてるの?」「お金ベースで考えてない?」
本当の自分と向き合うのはとても怖いことです。
よくよく見ると言い訳をたくさんしています。ありのまま生きるのは難しいです。だってありのままの自分を否定されたらもう立ち直れない。
でも、嘘をつくのをやめて、「本当の自分」を掘り起こして、今を一生懸命生きたら見えてきました。人生を自由にイージーに生きていくコツが。
結論として、下記の条件をクリアしたからこそ、今のわたしになれたのだな、と思いました。
「お金」からの解放=「安定収入」の確保
自分の成果物への「自信」=「スキル」を磨く
自己を肯定する「考え方」=「インプット」を増やす
「目的」を見失わない=「リソース」配分を変える
応援してくれる「仲間」=正直な「自分」を発信する
こうして赤裸々に文字を綴れるのも、Twitterやnote、Voicyなどを通じて自分の考え方に共感してくれ、言葉をかけてくれたみんなのおかげです。
戯言のような「永遠の17歳」を素敵だと讃えてくれて、認めてくれて、価値をくれたおかげです。
『嫌われる勇気』の言葉を借りると、それは「共同体」というらしい。他人を「敵」とみなすのではなく、「仲間」だと考えることなのだそう。
だから、今の自分はなんか「ひとり」じゃないような感じがするんです。
ひとりだけど、ひとりじゃないというか。
変な話、なんだか「声優」という夢も、みんなで一緒に目指しているような気持ちになってきます(笑)。
そんなわけで、大海原にポォン!と放り出されていたわたしですが、頑張って泳いでいたら良い感じの島に辿り着きました。
まだまだ行きたいところがたくさんあります。
でも頑張って泳いでいれば、蹴る足には確実に筋力がつくし、気付いたら応援してくれる人がまわりに集まって「がんばれー」って言ってくれるし、いろんな技を覚えて軌道修正できるようになるんだなって。
そういうことをちゃんと実感できた1年だったし、人生のなかで一番楽しい1年でした。
2020年も絶対に楽しかった!と言える1年にしていきたいな。
いつも発信を受け取ってくれてありがとうございます。そしてクライアントさん、楽しくお仕事をさせてくれてありがとうございます。
2020年も引き続き、よろしくお願い致します。
ゆぴ(17)